音楽療法の方法には音楽を聴くだけでなく、一緒に奏でたり、歌を歌ったりと、さまざまな形態があります。
音楽は娯楽として普及しているので、療法といってもピンと来ないかもしれません。

しかし、心身に効果があることが確認されています。緊張感の高まる手術室などにおいては、クラシック音楽やインストゥールメタルの音楽がかけられています。
2000年10月の日本医師会発行の医学誌における音楽療法特集では、音楽を受け身的に聴く「受動的音楽療法」を補助的治療法として位置づけています。

高血圧、気管支喘息、慢性胃炎、消化性潰瘍、過敏性腸症候群、狭心症、片頭痛、緊張型頭痛やうつ状態、不眠症、いわゆる不定愁訴、不眠、ストレス関連性障害などの疾患に有効とされているのです。
さらに予防医学の分野では心身のリラックスや感情コントロール(緊張、躁うつ、怒り)、特殊な状況における不安軽減のために有効といわれ、手術室や人工透析、内視鏡などの処置室、集中治療室の室内、歯科治療などの現場でBGMを流すなど、その応用範囲は広がりつつあります。

米国の痲酔科の医師らによって興味探いデータが提示されました。手術中の患者さんに好きな音楽を聴かせた場合とそうでなかった場合(手術中の雑音が耳に入る場合) とを比較した実験で、音楽を聴かせた場合のほうが、鎮静薬の投与量を減量させることができたというのです。

音楽療法は腸の健康にも役立ちます。実は、知らず知らずのうちに、その効果を経験しているのです。例えば、ホテルやデパートのトイレ。そこでなぜか排便がスムーズになったということはありませんか?

実はこうしたトイレには、一般的にスローテンポの音楽がBGMとして流れているのです。
スローテンポのBGMを聴くと心拍数低下し、自律神経のうちの副交感神経が優位となり、胃や腸の働きが活発になるのです。

音楽を聴いているときは、ゆつたりとした気分になり、胃腸の働きが活発になるのがなんとなく自覚できる人が多いのです。すでに、

スローテンポの心地よい音楽を習慣的に聴くことで、実際に排便しやすくなつたり、長かった排便時間を短くできたりと成果をあげています。

音楽を聴いた人全員に効果が得られるとはいえませんが、聴くだけで多少なりともよい効果が期待できる可能性がありますから、手軽に試してみるといいでしょう。リラックスモードの曲を聴くことで、脳の視床下部や 部や下垂体きが反応し、カテコールアミン(ドーパミン、アドレナリン、ノルアドレナリンの総体)の分泌がやや抑制されて、リラックス・モード(副交感神経優位 に移行することができるのです。

リラックスできる音楽だけを集めたサイトがありますので参考にするといいでしょう。